
「おお~ドンド焼きだあ~!」
神奈川県の三浦半島を走っていたら、高さ8mほどの
ドンド焼きの塔を見つけた。
九州出身の私としては、なじみのない風習である。
<
ドンド焼き>と云うモノは知識として知ってはいるが、
見た事がなかった。
いつ焼くのだろう?
疑問を、近隣の翁に向けた。
「はあ~日の出前じゃなあ」
『いつのですか?』
「明日じゃろうな」
『
明日の日の出前ですね』
しっかり情報を仕入れた私は、明日に向け、
夜中に目ざましを掛けたのである。
ジリリリリッ
とび起きるや、一路ドンド焼きの海岸に向かった。
真っ暗だ。
寒い。
海に目を向けるが、まだ夜明けの気配がない。
ドンド焼き会場に着いた。
誰もいない。
時計を見ると、5時を回ったあたり。
火を付ける人は、いつ来るのだろう?
青年団とか来ないのかな?
消防団も出動するのだろうな?
おっ、誰か来たゾ。
ハッハッハッハッ
浜辺をジョギングしている人だった。
カチャンコ、カチャンコ・・
自転車で人が通りかかる。
それにしても寒いな。
これだけのモノを燃やしたら、さぞ壮観だろうな。
きっと暖かくなるだろうな。
ブルブル震えながら待つ事、30分。
水平線が、ジャマイカの国旗色に染まってゆく。
昨日の翁の言葉の確認をとってなかったな。
翁は、「明日じゃろうな」と言ったんだナ。
じゃろうなは、
じゃではないナ。
<思い立ったら、すぐ実行>すると、こういう弊害も起こるナ。
帰ろかな・・・