
<ザ・マスターズ>
ウインドサーフィンの40才以上が参加するレース。
90人を超える参加者と共に、おおいに楽しませて貰った。
17日、土曜の初日は、
朝から
雪が舞い、風速は、14mに達していた。
やむなく、11時過ぎからのレースとなったが、
風が、極端に弱くなり、キャンセル。
翌日は、うって変わって、暖かい陽気。
選手には、早く準備を始めて貰って、8時半に
Z旗が揚がった。
9時スタートのロングディスタンスだ。
90人が一斉に、沖合いのマークを目指す。
時速40キロの海面滑走である。
朝日がキラメキ、平均年齢49才の、
嬉々とした顔々を照らしている。
ん・・?
今、
Z旗と言ったよね。
(
ぜっとき)と読む。
ウインドサーフィンや、ヨットでは、
A~Zまである、様々なデザインの旗で、
ありとあらゆる情報を伝えるのだ。
「さあ、レースが始まるよ!」
との合図に、ある旗を揚げる。
その旗が、Z旗。
18年ほど前、
初めてウインドサーフィンの大会に出場した時だった。
大会本部で、拡声器がガナっている。
「
ジェット機があがりました!」
ん・・?
(ジェット機が、飛ぶんじゃなくて、
あがった?)
あがってもいいが、
コレは、
空を見ろと言う意味なのかい?
見たよ。
ジェット機は、飛んでないよ。
見て・・どうするんだろう?
レースのイロハも知らない初心者の私は、
その後、半年間のレース中、
「
ジェット機があがる」不思議さに悩み続けたのだった。