
木の橋がいっぱいあった。
突然、幼稚な表現でごめんなさい。
山梨県の甲府盆地辺りを、
車で走っていたと思って下さい。
山間の村に、小さな川が流れていたと思って下さい。
そしたらだね、
次から次と、
木で出来た橋が現れたのだ。
川幅が、10m位だから、橋もその長さである。
というワケで、長さ10m以上のぶっとい丸太を2本並べ、
その上に、板を渡してある。
え~と、私が何に興奮しているかと云うとだネ。
木の橋って、見たことある?
例えば、<吊り橋>
アレは、木の橋だけど、吊っているのは、ワイヤーだ。
鉄だ、木ではない。
沈下橋ってのも、あるが、アレは、コンクリートだ。
純粋の木だけで拵えた橋を見た事がある?
それが、そこにはあった。
道標を見ると、<笛吹市>とある。
川の名前は、<芦川(あしかわ)>と書いてある。
川のアチラ側にお住まいの方は、
何としても、コチラ側に、行ったり来たりしたいのだ。
遥か川上、もしくは川下にある、コンクリの橋まで、
行きたくないのだ。
そこで、お住まいの方は、伝統の知恵を絞り、
木の橋を、<マイ橋>として掛けたらしい。
あくまで、マイ橋である。
一家にひとつの橋である。
用が無ければ、郵便屋さんと、宅急便と、近所の犬以外、
誰も渡らぬ橋である。
なんなら、橋のコチラ側に、表札を建てても、
誰も文句を言えない橋である。
そんな貴重な橋に、許可も無く、
失礼して、渡らせて頂いた。
揺れた。
たわんだ。
《二人以上で渡らないで下さい》
のカンバンを立てて欲しくなった。
この橋の耐久年数を知りたくなった。
ちなみに、ココは、すずらんの里と呼ばれている・・