
<上臼杵駅>(かみうすき)
この駅をご存知だろうか?
知ってる訳ないよネ。
大分県の臼杵市にある《
なんてこたあない》駅だ。
私が、小学3,4,5年生の頃に、その駅の近くに住んでいた。
その駅に停まる汽車の汽笛に耳を済ませていた。
その駅に差し掛かる前に汽車は、鉄橋を渡る。
ゴトトンゴトトン、反響音が、遠くまで鳴り響いていた。
先日、
47年ぶりに上臼杵駅に、列車で降り立った。
いったいどういう訳か、
駅舎は47年間、ほとんど手を付けられていなかった。
昔のまま・・その表現が当てはまる。
駅長さんに、お尋ねしてみた。
「いつ建てられた駅なんですか?」
『
94年前ですわ』
ひえ~
私が、<昔>と思っていたのは、
駅にしてみれば、まだ
半分の時間経過でしかなかった。
ひなびた駅、小さい駅、無人駅、廃止になった駅、
様々な駅が、雑誌などで、取り上げられているが、
上臼杵駅は、まだ、
知る人ぞ知るの段階のようである。
カメラマンがうろついている様子は、なさそうである。
一応町中にある駅が、これほど見事に残ったケースも珍しい。
もし、この駅に訪れる機会があれば、
いい散歩コースを教えましょう。
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駅前から、やや右にコースをとり、
その前方にある丘に登ります。
そこは、<福良ヶ丘小学校>(ふくらがおか)
と呼ばれる私の母校。
小学校を背にして、臼杵駅方向に進む。
やがて、丘を下ると、狭い道がひしめく町中を歩く。
さらに、次なる丘に登る。
そこが、<仁王座>と呼ばれる江戸時代から続いている
古い町並みである。
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カメラ片手にブラブラすれば、
100枚200枚あっという間に撮ってしまうかもヨ。



