
私のケツは異常に
冷たいのだろうか?
そんな疑問を持ってしまう時がある。
電車の中だ。
ゴトトン ゴトトン
座席で揺られている。
進行方向に向かって、皆が横向けに座る電車だ。
立っている人はいないけど、座席はほぼ埋まっている。
駅に着いた。
隣の男性がすくっと立って出ていった。
隣は、端っこの席だ。
端っこ好きの私は、スっと横にずれる。
ずれた瞬間・・
ウワっ
熱う~~~
座席が、
熱いのだ。
前の人のお尻の体温で暖められたイスが熱いのだ。
え~私より体温が高いのお~?
この経験いつもだ。
いつもいつも熱い。
と云う事は、私のおケツは、みんなより
冷たいの?
ふんでネ。
試してみたのだよ。
自分でちょっとだけ立ちあがって、そんで座ってみたのだ。
するとどうだ?
全く
熱くないではないか!
みじんの熱さも感じないではないか!
「ねえねえ、これってどういう事?」
すると、舞台共演者の
岡田浩暉が答えてくれる。
『それは、イシマルさんが、横に移る時に、
お尻が冷えてるんですよ』
「あの短時間に?」
『その短時間に』
「えっ、じゃあ、自分で立ちあがった時は?」
『そんじゃネ、立ちあがったら、
クルリと廻ってから座ってみて下さい』
「電車の中で?」
『電車の中で!』
「恥ずかしくない?」
『実験なんだから、大丈夫ですって』
どうです、アナタ?
やってみてくれます?

歌う 岡田浩暉