
なぜ、この写真を載っけているのか?
これは、9月7日、
<サッカー日本代表対グァテマラ戦>である。
2対1で日本優勢のまま、ロスタイム2分を表示する、
第4審判を写したものだ。
この審判の笑顔を見て欲しい。
こんなに
満面の笑みを浮かべて、
ロスタイムのボードを掲げる審判を見た事がない。
世界中、どこの第4審判でも、ムスっとして揚げている。
むしろ、悲痛さを漂わせている。
(ごめんね、あと2分しかないけんネ)
(悪いな、あと2分我慢してもらうゼ)
だのにこの審判・・
何が嬉しいのだろうか?
なにか、よっぽど良いことがあったのだろうか?
それにしても、私情を持ち込んではいけない審判としては、
異例の、
ムキだしの歯である。
こっそり、マイクを向けていれば、
歓喜の雄たけびが聞こえてきそうである。
「ツウゥ~メネッツ!」
ところで、第4審判とは、
あのボードを掲げるだけが、仕事ではない。
最も大事な仕事は、
主審がもしも倒れた場合の交代要員なのだ。
第2、第3の線審とは、位が違うのである。
偉いのだ。
したがって、この試合で、もし主審が倒れていたとすると、
あの満面笑顔、歯ムキだしの主審が誕生していたのだ。
ピィィ~
イエローカードを突きつけながら、ニッコリ微笑むのである。
レッドカードに至っては、ゲラゲラ声を出して、
差し出すかもしれない。
「ワハッハッハ、退場ォ~!ハハハ」
いいなあ、そんな主審。

サッカー場 選手入場口