<カラスウリ>をご存知だろうか?
秋になると、森の中で、
真っ赤に熟れたカラスウリを見つける。
カラスウリと呼ばれる割には、
カラスが食べるところをみた事がない。
色が黒いワケでもない。
なぜ、そう呼ばれるのか?
百科事典にも書いてない。
ウイッキペディアにも書いてない。
瓜という名前のくせに、食べられない。
無理やり口にすると、吐きそうな味で嗚咽する。
カラスでさえ、手を出さない。
だのに、色は朱色で
美味そうに見せている。
そのカラスウリだって、最初から
赤い実なのではない。
黄色い実の時代もある。
とすると、
ソノ前の時代もあるのではないか?
探してみた。
その写真は、以前、何気なくソノ辺りを撮影した中に、
まぎれていた。
《
緑色のカラスウリ》
スイカと見間違わんばかりの、
まだ熟れていない若い実だ。
それなりに初々しい。
となると、やはり疑問が残る。
なぜ、カラスウリは美味そうな色で熟すのか?
誰にも食べられずに、
やがて地面に落ちて腐ってゆくというのに・・・
ひょっとすると、進化の段階で、
今はいなくなった鳥が好んで食べていたのだろうか?
カラスに似た鳥が・・
カラスウリによく似た植物?