
学校の歴史の授業で、二種類の
古代住居を習った。
<横穴式住居>
<たて穴式住居>
この内、片方がどうしても、合点がいかなかった。
<横穴式住居>
この住居は、わかり易い。
簡単に言えば、ほらあなだ。
洞穴だ。
横向きに穴があいている住居である。
そこで、私は、こう教わった。
《横穴式の後の世に、
たて穴式が始まった。
さあ、横穴式があんなだったから、たて穴式はどんなだろう?
たて穴の想像が始まる。
たてに深い穴を思い浮かべる。
<
たて>とは、<
縦>である。
地面を縦に、掘り進む住居である。
横穴が、洞窟なのだから・・・
こっちは、
地面を数メートル掘り下げてもおかしくない。
少なくとも、地下2階は掘る。
地下水がジョバジョバ出てくるだろう。
横穴式が、とても長い穴なのだから、
たて穴だって、深い筈だ。
地下5階あっても驚かない。
それが、道理というものだ。
ところが、先生は、遺跡の写真を見せて、
50㎝ほど掘り下げてあると、説明する。
え~、それって、縦穴って言うかあ~?
学生の心に、疑問が渦巻いた。
その疑問は、大人になっても、渦のままだった。
先日、ご近所を散歩していると、
立て札が立っていた。
<古代住居跡>
うわっ、奈良ならいざ知らず、ご近所に、古代住居があったのだ。
古墳まで、有らしたのだ。
興奮して,(一応、駄洒落ている)
さっそく、住居にお邪魔する。
「え~たて穴式ぃ~?」
浅いんでないの?
深さ50cmもないんでないの?
縦って、コレなのかい?
ヨコに比べて、あまりにも、せこくないかい?
縦と呼んでいいのかい?
なんか、恥ずかしいナ。
ヨコから縦に、何千年も掛けて進化した割りには、
淋しいな。
もっと他に、呼び方がなかったのかナ?
せめて、<堀り穴式>とか・・・