台湾に行ってきた。
その話の前に、数年前にイギリスに行ったあと、
このコーナーで色々語ったのだが、
「イシマルさんは、紀行文は書かないんですか?
なんか、ホテルのバスの栓の話とかばっかで、
別に、イギリスに行ったかいがないんじゃないの?」
お小言を頂いた。
ほんだから、今回は、きちんと
紀行文にしようと決心した。
出発は、今最もホットな羽田国際空港である。
早朝5時に、重量
300キロのウインドサーフィンの道具を、
抱えた我々の眠気を、
チャイナ・エアのカウンターのお兄さんが覚ましてくれる。
「11万円です」
荷物のオーバーチャージ代金を払えと、言われたのだ。
ポカ~ンと口あんぐりの4人を紹介しよう。
イシマル隊長
ナカヒラ君
滝田君
ヨウコ(カメラマン)
ヤスタニさん(先乗りしている)
大畠先生(遅れてくる)
この6人で、台湾にある無人島に行こうというのだ。
ところで、アナタに訊きたい。
台湾がミジンコのような形をしているのは知ってるよネ。
九州よりちょいと大きいのも知ってるかナ?
では、その台湾の西側に、
ポンフーという珊瑚の島があるのをご存知かナ?
知らないよネ。
私も知らなかった。
<ポンフー>
台湾人にとっての観光地、沖縄的な存在で、
美しい隆起珊瑚の島である。
その島のはずれに、
<ポンポンビーチ>と呼ばれる無人島があり、
強い風が吹いているのだと言う。
10m以上の強風が、毎日吹き荒れていると言う。
「誰が言っていた」のか忘れたが、
間違いないってんで、出かけた途端に、
羽田で、口あんぐりだ。
「11まんえ~ん?」
『・・・』(にこやかなカウンター員)
「マケテくんないでしょうねえ~」
『・・・』(にこやかなカウンター員)
「密輸とかしてませんから・・」
『・・・』(にこやかなカウンター員)
オーバーチャージを少しでも減らそうとの思いで、
ビジネスクラスに乗ったというのに、
ん・・待てよ?
4人の飛行機代を合わせた額より、
オーバーチャージの方が高いじゃ~ん!
~つづく~