ポンフーの街中の家は隣り合って建っている。
壁と壁がくっ付いている。
一軒一軒は独立しているのだが、
お隣との間の空間はゼロである。
だから、隣の家が建て直しを始めると、
我が家の外側の壁の様子を久々に拝めることとなる。
支えあって建っていた残骸が、少しだけ残り、
アートな壁を演出している。
基本的には、レンガと土壁なので、
壊すのは容易い。
我々が滞在している最中に壊し始めた5階建てのビルは、
一週間かからなかった。
ふむ、壊すのは理解した。
で、だ。
建てる時はどうするのだろう?
お隣の壁に寄りかけて壁を築くのだろうか?
壁の厚みはどの位が適正なんだろうか?
防音とか、規格規制はあるのだろうか?
たぶん、私の印象では、《目分量・・だいたい・・》
南の島に、うるさいことをいうヤツはいないだろうナ。
こういう壊れかけた壁に、
アートを感じる私の感性って、正常なのだろうか?