ポンフーからの帰国も当然、
オーバーチャージ問題が降りかかる。
タイペイから東京に向かうトランジットで、やはりモメた。
我々は、未だに、200キロを超える荷物を携えているのだ。
「8万円、いただきます」
台湾語で丁寧に言い渡される。
え~~?
「そこを何とか・・」
必死で食い下がる。
本来なら、日本と台湾の友好の話を、
ペラペラ喋ればいいのだが、
10日も居ながら、シェーシェーと、
アンチェンテイィー(安全第一)しか、
覚えられなかった我々に出来る事は、オジギしかない。
その時だ。
最後の卑怯な手を、私が思いついた。
(我々は、ビジネスクラスではないか!)
そうだった、この特典を使わない手はない。
私が、一歩前に進みでる。
「ウイーアー、
ベゼネスクラス!」
ビジネスでもなく、
ブジネスでもなく、
最もイングリッシュらしく、
ベゼネスと豪語したのだ。
「
ウイーアー、ベゼネス!」
一時間後、ベゼネスクラスで、ワインをがぶ飲みし、
しっかりイスを倒し、
思う存分、ゲーム機を駆使し、
暖かいチャイナエアの親切を受けました。
オーバーチャージは、しっかり取られました。
「ワインおかわり・・」