昨日の豪華絢爛ホテルには、露天風呂がある。
素晴らしい露天だから行ってみなさいと、勧められた。
どっこいしょ。
タオルを肩にかけ、部屋のキー、プラプラで向かった。
案内表示に案内されて、館内を歩く。
矢印が、いつまでも続く。
エレベーターに2回乗った。
エスカレーターに2回乗った。
せっかちな私の脚で、7分かかった。
せっかちでないおばあちゃんの脚なら、15分かかるかもしれない。
さてお風呂。
段々状の棚湯になっており、
眼下の別府の町とその先の海が一望できる。
素晴らしい。
展望露天風呂として、日本で3本の指に入るだろう。
問題は帰りだ。
再び、エレベーター2つとエスカレーター2つ乗る。
長い廊下を延々歩く。
部屋に帰りついた時、頭の上に、文字が広がった。
ガ~~~ン!
キーを脱衣場に忘れた。
取りに戻らねば・・
再びエレベーターとエスカレーターと長い廊下。
脱衣場でキーを探し出し、
帰還。
いったい、この露天風呂行軍で、
何回エレベーターとエスカレーターを使ったのだろう?
のべ何分、歩いたのだろう。
すっかり、湯ざめしてしまった。
っと、玄関前を通り過ぎようとした時、
なにやら、案内係りの声がする。
「露天風呂行きのバスはこちらでございます」
なぬ?
送迎バスがあるとナ?
バスで行く距離だったとナ?