
隆起珊瑚の島、<沖永良部>の洞窟の入り口は、
おかしな場所にある。
入り口と云うのは、出口という意味と同義語である。
どちらをそう呼んでも構わない。
要は、水の
はいり口と
出口である。
例えば、さとうきび畑の真ん中にその入り口が、ある。
あまりにも、水ハケが良いってんで、農家の方が、
窪んでいる場所を掘ってみたら、
地下に大洞窟が広がっていた。
このままじゃ、危ないと考え、
コンクリーで周りを固め、排水溝を縦に作ってしまった。

我々探検隊は、その排水溝から、侵入させて貰うのだ。
排水溝ったって、直径70センチ、深さ5m。
5m降りた先は、20mの高さの大空洞が広がっている。

勿論、ロープの懸垂下降で降りてゆく。
なんとか、平たい場所まで降り立つと、
さらに、5mづつの竪穴が何回も続いている。

やはり、ロープで降りる。
ヘッドランプだけが頼りの世界である。

都合、地上から、40~50m地下に降りた勘定だ。
つまり、ここを入り口と出口の両方に使用するとすると、
帰りは、再び、この垂直ロープを登らなければならない。
どうやって登るのか?
え~とね、それなりの器具があるのだが、
知らない方がいい。
知りたくない方は、生涯知らない方がいい。
洞窟と云うところは、横穴はある程度安心して歩ける。
ところが、竪穴はそうはいかない。
まず、勇気が試される。
降りたからには、
登るという、帰還責任がのしかかる。
同じ真っ暗な穴ポコでも、
登ってゆくのと、
降りてゆくのとでは、
勇気の使い方に、多いに差がでる。
映画なんかだと、足を踏み外して、
「あ~~~~あ~~~!」
落下して、ドスン!
「あ~痛てえ~」
と起き上がってくるが、
現実の洞窟では、
真っ暗な穴ポコで、落っこちたら、命は別状だらけだ。
さて、平らな場所に到着した。
すでに、東西南北、方向感覚はなくなった。
平らと言ったが、石ころと岩だらけの
悪路である。
路と言ったが、言い方が解らないので、そう呼んだだけだ。
さあ、この地下の空間を進む時、
最も気をつけなければならない事はなんでしょう?
紙面が尽きた。
明日、答えを・・