
~昨日の続き~
洞窟の水の中を進む話をした。
基本的には、足が届くところを進む。

そこで、
今日は、洞窟の高さの話をしよう。
我々が、入った銀水洞の、最も高い部分は
およそ30m。
最も低い部分は、30cm。
頭がやっと通る低さだ。
まあ、そんな場所は少ししかないので、安心して欲しい。
何が
安心なのか解らない方は、知らん顔してて下さい。
立って歩ける所が、全体の80%。
屈んで進む所が、10%。
あとは、匍匐前進となる。
その為、ヒジと膝には、パッドを嵌めている。
さらに、匍匐前進のほとんどの部分は川の中だ。
半分水中に浸かっている。

で・・
問題の箇所は、水没しているギリギリの処だ。
もし、水が無ければ、40cmほどの隙間がある空間が、
上部10cmを残して水没している箇所がある。
さて、どうやって通過するか?

アナタの周りに4本足のイスがありますか?
そのイスの、座席の下、4分の3が、
水没していると思って下さい。
まず、ヘッドランプ付きのヘルメットを脱ぐ。
足を前に、身体を仰向けにする。
服を着込んでいるので、身体が水に浮く。
その浮力を利用して、鼻先だけ空中に出し、
ジワリジワリと進んでゆく。
胸に抱えたヘルメットのライトで辺りを照らす。
気をつけなければならないのは、
<波を立てない>こと。
波が立つと、鼻に水が入ってしまう。
そんな場所で、むせたりすると、パニックの原因となる。
反対側に抜けられると信じて、進む。
穴は、真っ直ぐでないので、
少しでも息がしやすいルートを探さなくてはならない。
10mほど、ギリギリの状態が続くと、
突然ポッカリ、広い空間に到達する。
さあ、アナタもイスでやってみましょう。
イスが無いという方にお勧めなのが、
風呂場だ。
お風呂に入った時に、上に
風呂ブタをかぶせる。
すると、少しだけ水面との間に空間が出来るでしょ。
そこに鼻だけ出して息をし、進んでみる。
そうか、風呂では進めないな。
感覚的には、まさにそれだと思って頂きたい。
ただし、地下の風呂ブタは、
何十メートルの厚さの岩盤だけど・・・


無事通過した隊員