
<スパイラル> らせん
沖永良部の銀水洞で見つけた、その鍾乳石を
我々は、そう呼んだ。
鍾乳石が、
らせん状に形成されているのだ。
何となく呼んだソレであったが、
実は、とんでもない発見になる可能性が大である。
では、鍾乳洞講座だ。
そもそも、鍾乳石とは、まず、天井から、
石灰分を含んだ水が垂れて、出来上がる。
最初は、ストローと呼ばれる状態になる。

半透明の白く、中は空洞になっている。
その穴を水が通過する。
ところが、たまに、クネクネとひん曲がるヤツがでてくる。
そして、今回見つけたヤツが、コレだ。

長さ、8センチほど。
綺麗な
らせんを描いている。
同行した
吉田勝次さんも、見たことがないと言う。
吉田さんとは、国内、海外の多くの洞窟を探検し、
新洞もたくさん発見しているスーパーモグラ人間である。
「初めて見た!」
我々と、同じセリフをはいている。
洞窟に詳しい学者にその映像を見てもらったが、
「初めて見た!」
同じだった。
恐らく、世界的にも、まだ、
見つかっていないのではないか?
我々探検隊は、
世界的な大発見をしたのではないか?
現在、調査中である。
地底は、まだまだ未知の謎に満ちている!

この写真はピンボケではない。
高さ5mのフローストーンが、水面に映っている。