<こそばゆい>
くすぐったいより、
ちょっとだけくすぐったさが少ない状態を指している。
この<こそ>の意味は、
<こそ泥>に表されるように、
そお~と、とか、ちょっとだけだと捉えられる。
そこでだ、こんな言葉が、欲しかった。
<こそ痒い>
アナタが背中の肩甲骨辺りに、痒みを感ずる。
蚊に刺されたほどの、強い痒みではなく、
ちょっとだけ痒い。
一回掻けば、事足りる程度の痒みだ。
そんな時、これまでであれば、コレを使っていた。
<むず痒い>
しかし、むず痒さは、結構、アトを引く。
いつまでも、むず痒かったりする。
むず痒くて眠れなかったりもする。
もっと、
ほんのり痒い状態を、表現したかったのだ。
そんな時に、この言葉があれば・・
「ああ~こそ痒いいなあ~」
「どうした、こそ痒いのかい?」
「一日髪洗わないと、なんかこそ痒くって」
この言葉は、将来的には、比喩としても使われるだろう。
「さっきのお芝居、なんか、こそ痒くない?」
「今回の答弁で、こそ痒い発言がありましたことを・・」
みんなのうたでも歌われる日がくる。
♪~かゆいのイヤだよ、かゆかゆい
むずむずするのは、むずがゆい
そお~と掻こうよ、こそかゆい
ぼくはいつでも、こそかゆい~♪
歌われないか?