
<集合!>
日にちを空けず、イシマル探検隊に号令がかかった。
「本日は、東京湾から相模湾を目指す!」
先月の反対方向である。
ただしルートが、ちょっと違う。
三浦アルプスなるものがある。
神奈川県の三浦半島に、
最大標高208mの山並みが連なっている。
そのピークを辿って進むと、いっさい既存道路を通らず、
横断ができるのだ。
今回、新隊員が加わった。
<アリサン>
又々、突然の集合ゆえ、隊長含め3名の山行きである。
JR田浦(たうら)駅に集合した我々は、まず、
食料をコンビニで、調達する事にしたのだが、
コンビニどころか、駅前に何も無い。
ガソリンスタンドで、訊く。
「あの~コンビニは~?」
『この道を、15分ほど歩くと、あるよ』
「そんなに歩くのお~?」
今から、
7時間かけて歩こうという人間が、
たかが30分のコンビニ往復を憂えている。
横断は田浦梅園から始まる。
まだ一分咲きの白梅の樹林が広がっていた。
今回の我々の足は、速い。
梅をゆっくり眺めてる暇がない。
なんと言っても、アリサンの足が速い。
アリサンは、ウインドサーファーであり、
フリークライマーであり、
なんでもチャレンジするアスリートだ。
その足につられて、山中を走るように、進んだ。
人名を呼ぶときに、<敬称略>というが、
この山歩きは、<休憩略>である。
そもそも木が生い茂り、
さして景色を期待できない三浦アルプスではある。
あまりものハイペースの為、
あっという間に、山野を突き抜けてしまった。
民家の中に出てしまった。
仕方なく、逗子駅方面に進路をとり、
もう一回、山を登り始める。
するとだ、
古墳が現れた。
標高100mの山の中に、4世紀頃の古墳があった。
それも、
前方後円墳!
突然の古墳の出現に、
こうふんした我々は、
昼飯を古墳の上でとる事になった。
「墓の上で飯を食っていいのか!」
お叱りもあろうが、遠くに、江ノ島を眺めながらの、
オニギリは、なかなかのもんである。