
広島県に、帝釈郷(たいしゃくきょう)という観光地がある。
川に沿って散歩していると、奇岩奇勝の連続が続く。
奇岩はどうやら、石灰岩で出来ている。
ん・・?
石灰岩?
ということは、鍾乳洞があるはずだ。
そのとおり、洞はあった。
<白雲洞> (はくうんどう)
入り口は地味だった。
おじちゃんが、ひとりで番をしている。
300円支払う。
全長200mだと、書いてある。
入り口を入ると、すぐに看板。
足場安全
通風あり 窒息せず
<窒息せず>の看板は初めて見た。
この表記はむしろ、脅しで使えるかもしれない。
う~む、ここを訪れる方達は、非常に
おびえているらしい。
鍾乳洞初体験の方達が多いとみえる。
確かに、大観光地の鍾乳洞に比べると、規模が小さい。
電球の数も少なく、やや暗い。
(コレは、私好みである)
《鍾乳洞に貴賎はない!》
というのが、私の理論なのだ。
洞窟好きは、
洞窟に入ってさえいれば、機嫌がいいので、
洞窟に優劣など、つけたくない。
それぞれの洞窟に、いいところがあるのだ。
それが証拠に、この白雲洞のドンツキには、
窓があった。
これ以上進めません・・とばかり、
木で、フタをしてある。
「ううぅ、残念・・」
という洞窟好きの為に、窓を拵えてあり、
その先の洞内が、こっそりと灯りに照らされているのだ。
「まだまだ、行こうと思ったら行けるんだけんど、
アンタ方には無理かもネ」
とばかり、看板がぶら下げられている。
《
奥行不明》
いいですね、この言葉!

やっぱ、通風あり