
ドラマや映画の世界ってのは、忙しい世界で、
日頃、テレビを観る暇がない。
スタッフは、特に過酷だ。
朝、4時に起きて、夜中の2時まで働いていたりする。
「昨日、久々に6時間眠ったんですよ~!」
そんな事が、単に嬉しかったりする。
さて、昨日の現場では、イシマルにメークさん(女性)が、
サービスで、軽いマッサージをしてくれた。
「おっ、凝ってますねぇ、運動してませんね」
『いや、それほどでも・・』
「イシマルさん、ジム行ってます?」
『いや、ジムには行ってないヨ』
「お年をめしても、少し運動した方がいいですよ」
『う~ん、そうだよね』
滅多にテレビ番組を観られないスタッフだっている。
イシマルがサスケやスポーツNo1を、
やってるなんて知りもしない。
「毎日歩くのが、いいらしいですよ」
『おお、そうか』
「サプリ、飲んでます?」
『い・いや・・』
私は、サプリメントは飲んでない。
知識はあるのだが、ご飯とおかずの方が美味しいので、
とりあえず飲んでない。
「プールで歩くのがいいらしいですよ」
『あそ』
「30分でもやった方がいいって」
(一時間足つけずに、泳いでんだけど・・)
「自転車もいいらしいですね」
『持ってる!』
「じゃあ、駅までくらいは、自転車に乗りましょうよ」
(50キロは走ってんだけど・・)
「腹筋とかやってますぅ?」
(今朝、300回やってきたんだけんど)
「うわぁ~腕・・太いですねえ!」
『う・生まれつきかなぁ~』
「そうか、役者さんて、実はこっそり鍛えてるんですよネ」
『う・うん、(こっそりじゃないけどネ)』
「あの番組出ればいいじゃないですか?」
『ん・・?』
「ピョンピョン跳んでるヤツ」
『・・・』
「ハヤテ!」
『・・・』
「え~と、ムサシ!」
『おしい・・』
結局、メークさんから、正解の番組名は出なかった。
で、私は約束したのだ。
『サスケに出るゾ!』
彼女は、ゲラゲラ、おお笑いしてくれました。