
さっ、クイズだ。
昨日、テレビのスタッフと、昼食で、あるお店に入った。
その店のトイレのドアを開けた途端、
私の口があんぐりと開いた。
さて、私は、何にビックリしたのだろうか?
少なくともこれまで、
この形態のトイレに入った事がない。
そこで、スタッフに、クイズを出したのだ。
《ここのトイレは、変です、何が変でしょうか?》
6人のスタッフがいた。
まず、一人が、すぐに見に行った。
ドアを開けるや、
「ウワッ!」と声を出した。
残った5人が推測を始める。
ああだこうだ、好き勝手な推測を喋る。
やがて、我慢できなくなった一人が、トイレに向かう。
ドアを開けるや、
「あははは・・」
笑った。
残った4人は頭を抱える。
すると、すぐに、3人目が、我慢できなくなり向かった。
ドアを開ける。
「ガ~~~ン!」
帰ってくるなり、
「初めて見るトイレですね」
残った3人は、目が裏返っている。
この辺りで、すでに、20分が経過している。
突然、4人目が立ち上がった。
ドアを開ける。
「ふ~~ん・・」
と言ったまま、しばらく見つめ、そのまま帰ってきた。
「なんでだろう・・・あの形状は?」
意味深な言葉を残して、イスに座った。
残った2人は、最早、
尋常でない想像の世界に陥っている。
さあ、ここまで読んだアナタ。
どんなトイレだか、思いつきましたか?
では、サヨウナラ・・
なんて言われたら、今夜眠れないでしょ。
ドダン!
イスを蹴立てて、5人目がトイレに走った
ドアを開ける。
「あっ、なるほど・・この反対は今までにあったナ」
この時、たった一人残された最後の人がいた。
彼は、この店に入ってきて、
すでに40分が経過しているこの状況に、
いらだっている。
イシマルが出したクイズに、皆が出す、
ヒントの様な反応にいらだっている。
そう、そのいらだちとは、今、アナタが感じている
<いらだち>だ。
自分だけが、教えて貰えない
いらだちだ。
ついに、最後の一人、彼が、トイレに向かった。
ドアを開ける・・・
やがて、彼の口元が、ニヤリと歪んだ。
では、その答えを言いましょう。
《ドアを開けると突然、段差があり、
便器は、
下に向かって階段を下りた、谷底にある》
え~そんな事?
と思ったアナタ!
アナタはそんなトイレを見た事がありますか?
ありますか?