
<レバニラ炒め>
中華屋で、
ここぞという時に頼む、代表格だ。
ここぞとは何ぞやと追求されても、
うまく答えられないのだが、そこは・・ここぞである。
さて、レバニラというからには、レバーが調理されている。
そこで、アナタに問いたい。
あれは、何のレバーですか?
牛ですか?鶏ですか?
違いますネ、答えは、豚だ。
豚のレバーだ。
ここで、疑問が発する。
食堂界の肉料理において、
このニラレバだけ、食材をオープンにしていないのである。
アナタが、食堂に入る。
壁に貼ってあるメニューを眺める。
トンカツ・・豚のカツだ。
ビーフステーキ・・牛だと主張している。
牛丼・・はっきり牛だと明記してある。
焼き鳥・・誰がみても、鳥だ。
親子丼・・卵が参加しているので、鳥だと推測できる。
酢豚・・酢だろうが何だろうが、豚だ。
豚のしょうが焼き定食・・豚じゃなかったら、訴えられる。
もやし炒め・・肉が入ってないので、問題外だ。
そこで、登場するのが、ニラレバ炒め。
ニラとレバーが入っていると表記してあるのに、
何故か、何のレバーか、出生をあいまいにしてある。
牛のレバーなのか?
鶏のレバーなのか?
はたまた、豚のレバーなのか?
正解は、豚のレバーなのだが、
不思議な事に、明記していない。
ところで、アナタは、
豚のレバーを、このニラレバ以外で食べた事がある?
一方、
牛のレバーは、レバ刺しだのレバ焼きだの、
鶏のレバーは、鳥レバだのレバ焼きだの、
様々な食べ方で食した経験があるでしょ。
ところが、
豚のレバーをニラレバ以外で食べましたか?
「おらぁ、焼きトン屋で、さっき食っただよ」
と焼酎片手の君は、あっちにおいといて・・
なぜか、庶民のニラレバ炒めにだけ、
豚のレバーが突然登場するのだ。
登場するのだが、何のレバーかは、隠しているのだ。
どの食堂も、<ニラ豚レバ炒め>とは決して書かない。
「え~豚だったんですか~?」
と今、驚いている人もいるのだ。
驚いたアナタは、心するがいい。
アナタの<
ここぞ!>は、
豚くんに支えられているのですゾ。