
~昨日のつつき~
そのあと、自転車を漕ぎ続づけていると・・
木曽川の川沿いに、遊歩道を見つけた。
自転車を駐輪して、歩き始めた。
竹林の中を散策できるようになっていて快適だった。
っと、ここまでだったら、普通の、
<散歩コース発見>で、済むところだ。
ところが、
その散歩コースが終わるところから、突然、
散歩が、
イシマル探検隊に早変わりしてしまった。
河原に降りたのだ。
河原沿いの水ぎわを、歩いて行こうと思いたったのだ。
常日頃やっている、海岸岩礁歩きの、
川バージョンである。
ただし、この探検隊は、隊長だけの単独探検隊だった。
護岸工事に守られていない川沿いは、奇岩がゴロゴロしている。
岩棚も滑りやすく、苔むしている。
道はない。
道は自分でつくる。
草が背丈より伸びている場所は、ザクザクと、わけ進む。
大きな岩はよじ登り・・よじ下り・・
どうしても、通れない岩場は、ザブンと水に入る。
靴もズボンもビショビショだ。
海水じゃない分、良しとしなければ・・
ザブザブ、ジャバジャバ・・
随分、悪戦苦闘したところで、大きな橋が見えて来た。
橋の上には人がいて、何やら叫んでいる。
「お~い、大丈夫かあ~?」
どうやら、私を遭難者だと、思ったらしい。
川で溺れて、やっと這い上がってきた人間だと思ったらしい。
「大丈夫かあ~?!」
ん・・その言葉を確か、2時間前にも聞いたゾ?
一日に2度も、同じ言葉を聞いたゾ。
教訓;
探検隊は、単独でやってはいけない。
遭難者と間違われる。