仁徳天皇稜
《犬も歩けば棒にあたる》
私は、この故事を聞くたびに、首をひねってしまう。
どういう意味だろうか?
アナタはこの故事の、
真の意味を考えた事があるだろうか?
たぶん、好奇心の話をしているんだと思う。
好奇心旺盛な代表格の、犬クンの話だと思う。
イシマル説①;
犬クンが、歩いていれば、棒に出くわすんだよネ。
棒とは、
犬を遊ばせる為に、放り投げる棒だネ。
「ほうら、取って来い!」
その棒を、あるとき散歩をしていた犬クンが、
自ら偶然に発見したんだな。
「おっ、こんなとこに在った!」
《犬も歩けば、棒にあたる》
イシマル説②;
犬クンが歩いていると、
突然、藪から棒が飛び出してきて、
犬クンの足に引っ掛けるらしい。
犬クンを転ばそうと誰かが、
棒を持って隠れているらしい。
イシマル説③;
犬クンは運動神経が優れている。
猫に次いで優れていると思われている。
その犬クンが歩いていると、
さすがの犬クンでも、つまずく事がある。
その原因が、<棒>だ。
理由はわからないが、
なぜか そこに在った棒につまずくのだ。
「おおォ~っとっォ~」
ついやっちまった自分に犬クンは、恥じるのだ。
恥ずかしいので、居直るのだ。
「犬だってよォ~歩いてりゃァ、棒に当るでさァ~」
イシマル説④;
犬は、 常に走っていると思われていた。
猫を追い、
猿を追い、
羊を追い、
追わなくてもいいのに、自転車を追い・・
よせばいいのに、列車を追い・・
ゆえに、 犬が歩いている姿は、日常的でなかった。
常に、走っていると思われていた。
ゆえに、もし、歩いているとするならば、
じっとしている棒にでも当たるだろうと考えた。
《犬も、 歩けば、棒にあたる》
イシマル説⑤;
昔々、動物受難の時代があった。
牛も馬も羊も豚も、
みんな ムチ打たれる時代があった。
棒でぶん殴られながら、働かされていた。
犬も例外でなかった。
「タロウ、ちょっとこい!」
ゴンッ!
棒でぶたれた。
理由もなくぶたれた。
それが、犬には口惜しかった。
なぜ自分がぶたれるのか、いきどおった。
「牛ならともかく、なんで、人間さまに、
かくも忠実なオイラまでもが・・」
涙を浮かべて、耐えていた。
そんなある日だ。
ついに、犬はグレたのだ。
「オレだってなァ~、オレだってなァ~」
歩きながら、主人さまが使っている大切な、
棒にアタッタのだ。
コノヤロ、コノヤロ!
《犬だって歩けば、棒にアタル》 駒・・牛なの?
by ishimaru_ken
| 2012-07-22 05:51
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