
山にある木を眺めていると、葉っぱ達が、
銀色に輝いている事がある。
アレは、葉っぱが裏返っているのだ。
理由は、簡単。
風が強いのである。
風速が、8mを超えると、木々が銀色に光り出す。
すると、それを見て、興奮する人種が現れる。
<ウインドサーファー>だ。
ウインドサーファーは、風が吹いていると喜ぶ。
だから、普段から、
自然が、風が吹いている表現をおこなう動きが好きだ。
木々の葉っぱの裏返りなどは、その典型例である。
仕事中に、街路樹の葉っぱが銀色に光り出すと、
いてもたってもいられなくなる。
このまま、仕事を投げ出して、海にとんで行きたくなる。
「そんな、葉っぱが裏返ったぐらいで・・」
と馬鹿にすることなかれ。
川面に、銀色の魚体がキラリと光っただけで、
身体が固まってしまう魚好きだっているのだ。
仕事を投げ出して、釣り竿を担いでゆく輩だっているのだ。
「うおぉ~穴があいてるぅ~」
岸壁にホラ穴があいているのを見つけると、
なにはなくとも、取りあえず、
入ってみたくなる輩だっているのだ。
「この壁は登れるな」
都会のビルを触りながら、上目使いに、
よじ登りをシュミレーションしているヤツだっているのだ。
「それって、全部イシマルさんじゃないですか?」
んだ、悪いかよ。
「ほんだら、垂直の岩場の横に、ホラ穴があって、
そこから川が流れていて、魚が跳ねて、
木の葉っぱが裏返ったら、どうするつもりですか?」
うぅぅ・・
今の質問は、盆暮れ正月とゴールデンウイークとクリスマスと、
誕生日が同時にきたら、
どうするかと尋ねられたんだよナ・・
う~~ん、嬉しいナ。
やぶさかでないな。
休みだったらいいナ、そんな驚きの日こそ!

富士樹海の風穴