
新体操が進化している。
新体操は体操と違って、トンボをきったり、
バクテンしたり出来ない。
その分、バレーダンス的な要素で進化するしかない。
<ピュリエット>
その場で、独楽の様に回転するワザをこう呼ぶ。
軸足を中心に、
時計周りか反対かの二通りの回り方がある。
マイケルジャクソンが回っていたのは、
左足が軸とすると、反時計回りだ。
フィギュアスケートでいうところの、
<アクセル>である。
バレリーナがこのピュリエットを行う。
5回転以上できれば、優秀である。
8回転なんて、とんでもないスターもいる。
映画「ホワイトナイト」で、バリシニコフは、
なんと、11回転していた。
(私が数えた)
イシマルも全盛期、見た目は悪かったが、
6回転した事もある。
(私が数えた)
しかし、この回転はすべて、身体を鉛筆のように、
細く真っ直ぐ引き締めた状態で回った場合である。
ところが、新体操では、
体を開いて回っている。
手足を広げて、クルクル回転させている。
6回転した選手もいる。
(私が数えた)
アイススケートならいざしらず、
どうやったら、体を開いてそんなに回れるのだろう?
クラシックバレーでさえ、あんな回転は見た事がない。
コレを進化と言わずして何と言う!