 《男子バレーボールのサーブが危ない》
あえて、男子と言ったのだ。
男子が打つサーブが、ほんとに危ないのだ。
その証拠に、あるチームでは、
自分のチームのサーブの瞬間に、前衛の選手3人が、
頭の後ろに両手でブロックをしている。
「手を頭の上に!」
警察に逮捕された犯人のような格好をしている。
「手を頭の上に!」
ハイジャックされた機内の客にも似ている。
凄まじいスピードで打たれたボールが、
後頭部に直撃すると、
病院送りになるやもしれぬからだ。
そう云えば、その昔、似たような記憶がある。
私が、テニスを覚えたばかりの頃だった。
ダブルスの試合をする事になった。
私のサーブの時だった。
馬鹿が付く、力強いサーブをする私だった。
ダブルスの相方は、
ネット近くで、向こうを向いている。
やおら・・
パコ~~ン!
私のラケットから放たれたボールは、
凄まじい弾道を描き、見事に 相方の後頭部に激突した。
パコ~~~ン!
白い帽子が吹っ飛んだ。
うずくまる相方。
「ドンマイドンマイ」
なだめているのは、私だ。
『ん・・ばかたれ・・』
後頭部をさすっているのは、相方だ。
パッコ~~~ン!
その5分後、再び、相方がうずくまっている。
私 「ドンマイドンマイ」
相方『オマエ、狙ってねえか?』
んぐっ・・
狙って狙えるものなら、
おいら、すぐにでもプロになるだヨ。
初心者としては、見事な、
ピンポイントのヒットをしたのである。
相方が言うには、
「見えない後ろからくる脅威は、怖い!」そうだ。
よもや、
男子バレーボールのサーブが当ったら・・  ロシアとブルガリアの国旗は、真ん中の色が違うだけ
by ishimaru_ken
| 2012-08-14 06:25
| スポーツ
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