
まもなく出かけます。
どこへかと云うと・・・
台湾は、ポンフー島だ。
その中の、ポンポンビーチだ。
《ウインドサーフィン・スピードチャレンジ》
準備期間、2年。
すなわち、2年前のリベンジである。
水の上をエンジン無しで走る最も速いのが、
ウインドサーフィンである。
2年前に、ポンポンビーチでイシマルが出した記録が、
<時速70,16キロ>
70キロは、超えた。
しかし、まだまだ余力を残して、引き揚げざるを得なかった。
初めての場所の詠みが、不十分だったのである。
そこで2年の歳月が、私に学習をうながした。
<風と潮の満ち引きとの関係>
<中国大陸に張り出す高気圧の関係>
<偏西風とベンチレーションの関係>
ポンポンビーチとは、ポンフー島にある無人島である。
島というより、
砂洲と言ったほうが正しい。
潮の干満によって面積が変わる。
干潮になると、1キロ以上の長い砂洲が出現する。
標高50センチ~3mほど。
そこに毎日、台風並みの風が同じ方向から吹いている。
大海原であれば、それだけの風が吹くと、大波が立つ。
しかし、この砂洲の風下側は、フラット海面になるのだ。
そんじょそこらのフラットではない。
まるで、ペンキ職人が、
コテで塗り伸ばしたような水面がひろがる。
遠浅が造りだす見事なフラットだ。
海面が理解しにくい方の為に、次の例えをしよう。
アナタが、車で高速道路を走っているとしよう。
高速道路とは、ほぼ
完璧なフラット路面である。
もし、あの路面が、土の道だったらどうだろう?
アナタは時速100キロで走れるだろうか?
たった数センチの凹みや突起が、
もの凄く大きな凹凸に感じるはずだ。
つまり、海面でも同じ事がいえる。
高速でその海面を移動すると、
たった数センチのさざ波が、恐ろしい歯をむくキバになるのだ。
2年前、そのキバにのまれて、大クラッシュをしてしまった。
ボードには穴があき、あやうく怪我をするところであった。
なんたって、波打ち際
水深30cmほどの所を、
秒速20mで疾走しているのだから・・
さて、今回のチャレンジやいかに!