
思いっきりポーズをとっているこの男・・
こんなポーズが、最も似合わない男・・
それが、役者、
<酒井敏也>(さかい としや)である。
見た目は、サッカー日本代表の現監督ザッケローニに、
似ていると言ったら、叱られるだろうか?
勿論、ザッケローニさんに。
元々、30年以上前、劇団つかこうへい事務所の、
オーディションを受けて、
3000人の中から、唯一人選ばれた逸材だ。
そんな逸材が、私的には、常に嘆かわしい。
ある日、二人で、ランニングをしていた。
タッタッタッタッ
私が前を走り、酒井が後ろだ。
すると・・角を曲がったところで・・
キャンっ!
悲鳴が挙がった!
振り返ると、あまり見た事のない光景が目に入った。
酒井のおケツに、
チビブルドッグがぶら下がっている。
咬まれているのだ。
キャンキャンッ!
叫んでいるのは、ブルドッグではなく、酒井だ。
私は、腕組みをした。
こんな面白い光景はそうそうお目にかかれるものではない。
すると、酒井はグルグル回りだした。
当然、ブルちゃんも、メリーゴーランドのごとく、
グルグル回りだす。
キャアキャア~
相変わらず叫んでいるのは、酒井だ。
やがて飽きたのか、ブルちゃんは、プイっと離れていった。
残された酒井のおケツのジャージをめくってみると、
血がにじんだ歯型が残っていた。
ヤツはそういう奴だ。
そういう星のもとに生まれたと言っていいだろう。
先日、波止場を二人で散歩する機会があり・・
「おい、ジャンプしてみな!」
カメラに収まった奴の姿がコレだ。

見事に、的をはずしている。
「こっち向いてみな」
もう一枚撮ったのが、コレだ。

偶然、耳をクレーンが釣っている。
いちいち、これほど外した人生を、
送っている奴もそうそういない。