
毎度のことであるが・・
台湾はポンフー島に行くと、酒問題がつきまとう。
問題と言ったが、正確には、
紹興酒(しょうこうしゅ)の問題だ。
私は、中華料理を食べる時、紹興酒を呑むのが好きだ。
その国の料理は、その国の酒で味わうと最高である。
《その国の酒を使った料理が文化になっている》
と信じてやまない私である。
で、紹興酒だ。
台北から一時間、飛行機で渡ったポンフー島。
日本で云えば、沖縄の石垣島的な存在だろうか?
その島の夜ゴハンに我々がさまよっている。
ヨダレが出そうな店構えが、軒を連ねている。
「ニイハオ~」
夜なのに、ニイハオでノレンをくぐる。
あっ、ノレンはない。
ノレンどころか、店の前までテーブルを出して営業している。
店なのか屋台なのか、問いたくなる。
「ビジョ~ヨぉ~」
(ビールください)
ビールは、かろうじてある。
かろうじてと云うからには、無い店もある。
だから、我々は、あらかじめビールを酒屋で仕入れていく。
グラスも無い店もある。
だから、私は、日本からプラスチックカップを持っていった。
ビールがすすんだところで、ここはやはり、紹興酒だ。
「すみませ~ん、紹興酒あります?」
さあここで、大変な問題が発生した!
<しょうこうしゅ>が通じない。
そこで2年前に、教わった言葉を口にだす。
「
シャオシンジョウ」
ところが、店のおかみはポカ~ン。
ふむ、中国語に<四声>があるのは解っている。
そこで、様々なパターンで、
<シャオシンジョウ>を繰り返した。
おかみポカ~ン・・
なんと云う事だ!
シャオシンジョウが通じない。
最終的には、漢字で書いた。
「あぁ、サオシンジョウね」
さして変わらない発音の返事がきた。
『そ、そ、それ下さい!』
「メイヨ(ないよ)」
え~~無いの?
我らは酒屋に走った。
そして酒屋で、とんでもない驚きの声まであげた。
「酒屋に紹興酒が売っていない!」
売り切れたのではなく、売っていなかったのだ。
紹興酒はこの島では、メインの酒ではない。
じゃあ、どこに行けば売っているのか?
答えは、身近にあった。
<コンビニ>
なんと、コンビニの酒の棚に並んでいた。
酒屋にすらない紹興酒がコンビニにあった。
慌てて、2本購入した私。
毎日、2本購入した私。
どうやら、その期間、ポンフー島のコンビニから、
紹興酒が消えたらしい。