
美容院にいる。
雑誌を開いている。
「雑誌の文字って、小さいな」
ふと漏らし、周りをながめる。
そうか、そうだったのか!
以前から気になっていた。
年配の方たちが、美容院では、じっとしている。
雑誌を読んでいる姿をあまり見ない。
見ないのでなく、見ることができないのだ。
理由は、《眼鏡をかけられない》
散髪中であったり、髪染め中であったり、
眼鏡のツルが、邪魔なのだ。
だから、じっとしているか、
美容師とお話をしているしかない。
では、どうしたらいい?
《美容院専門誌》
日本には、たくさんの美容院、理容院がある。
そこでしか見られない、専門誌を作ろう。
条件は、<
文字が大きい>こと。
どれくらい大きいかと云うと・・
一文字が、箸で摘めるくらいの大きさにしよう。
<憂鬱>の細部が読み取れるほどの大きさを望みたい。
<薔薇>も、読めたい。
美容院専門誌といったって、
美容の事ばかり書いてあるワケではない。
普通の専門誌と同じ感覚でいい。
対象は、50才以上の方だ。
(40才のほうがいいか?)