
こんなスポーツが見てみたい。
<100m走>
下り坂道の100m走を見てみたい。
人類がどれだけ速く走れるのか、知りたい。
追い風であれば、なお望ましい。
ひょっとすると、8秒台の記録が出るかもしれない。
では、どこでやるか?
自然の中に、そんな場所はたくさん存在する。
無くても造ればいい。
エクスストリームなスポーツを盛り上げているレッドブルでは、
大がかりな装置をいとも簡単に拵えている。
皆が興味さえ抱けば、舞台造りは可能だ。
100数十メートルの傾斜路と、巨大扇風機。
最低4レーンのコース。
傾斜路の角度は、15度を超えるだろうか?
こればかりは、実験を重ねねばなるまい。
そしてここが肝腎なのだが、
フィニッシュ場所だ。
室内短距離走では、フィニッシュのあと、柔らかいラバーなどに、
選手は身体をぶつけて止まっている。
しかし、傾斜路ではこんなものでは、止まらないだろう。
というより、危険だ。
では、どうするか?
フィニッシュラインの先にプールを造る。
それも<流れるプール>にしておく。
選手は、100mを走りきると、そのちょい先にあるプールに、
跳び込むのである。
水流は、速ければ速い程良い。
揚がる水しぶきに、観客も興奮する。
9秒58
ウサインボルトが2009年に出した人類最速記録だ。
5秒95
チーターが2012年に出した地上動物最速の記録だ。
いざ、人類はどこまで肉薄できるか!