ペリカンマンゴーをアナタはどうやって食べているだろうか?
ペリカンマンゴーとは、
ちょっと尖った勾玉に似た形のマンゴーである。
「包丁で真ん中から切って断面をサイの目にカットして・・」
レストランなどでは、そうやって出される。
しかし、私の食べ方は、違う。
《かぶりつき食い》
皮を剥いてかぶりつく。
その為には、剥き方にテクニックがいる。
まず、尖った方から、爪できっかけを作り、
バナナを剥く要領で、剥いてゆく。
皮は、下方にずり下げ、やはりバナナ状態にする。
ここで剥かれた先端に口を近づけ、歯をあてる。
ガブリッ
一口咬みとる。
咬みとり、タネの一部が露出した部分を指でつまむ。
そこで、全体を上下に反転させる。
次に、反対の手で、皮をすべてはぎ取る。
そうして、すぐに剥ぎ取られた部分に咬みつく。
ガブリッ
っと。その部分を指でつかむ。
つまり、今、両手でタネの両側を掴んでいる状態である。
見た目は、漫画<古代人ギャートルズ>で、
おっちゃんが、骨付き肉を両手でささげ持っている図だ。
骨がタネで、肉が果肉だ。
やには、食らいつく。
ガブリガブリッ
クルクル廻しながら、歯でタネの回りの果肉をはぎ取ってゆく。
この行為は出来れば、台所でやりたい。
流し台の上にのりだして行いたい。
あまりにも野卑な形相になるので、汁が垂れる。
肉と果肉の違いはあるものの、ギャートルズに気持ちが近い。
すべて食い終わったところで、
細長いタネを目の前にささげ持ち、改めて果肉の残存を確かめる。
細い方から口に入れ、
歯で、最後のこそぎ取りをおこなう。
仕上げは、溜息だ。
フゥ~~
黄色いタネをゴミ箱にほうり込み・・
OK!