
今日は、アナタに実験をしていただく。
用意するのは、タオル一本だ。
それと、アナタの首があればいい。
タオルを首にかけ、垂らした両側の長さを同じにする。
そのまま、15分ほど町を散歩してもらおう。
帰ってきたら、鏡の前に立ち、
タオルの左右の長さを調べてほしい。
さて、その長さはどうなっているだろうか?
かねてより、私には不思議な現象にみまわれていた。
問題はタオルだ。
首にかけ、歩いていると、
(私に向かって)
左から右側にどんどん偏ってしまうのだ。
タオルが移動するのだ。
散歩程度なら、ゆっくり移動する。
ランニングになると、いちじるしい移動がある。
サイクリングも激しい。
そして、最大のタオル移動は、山登りだ。
10分も歩き続けていると、極端に移動し、
ほおっておけば、落下してしまう。
なぜ?
なぜこんな現象が起きるのだろうか?
<首に癖がある?>
<どっちかを見続けている?>
<無意識のうちに、首を回している?>
そこで、滝田隊員とヨウコ隊員に実験をしてもらった。
ハーフに掛けた手ぬぐいが、どうなるか?
結果・・
ヨウコ隊員の手ぬぐいは、
私と同じ方向に動いた。
ところが、滝田隊員の手ぬぐいは、
反対方向に移動したのだ!
どういう事だろう?
そこで、滝田君に、もう一度実験してもらった。
すると、どうだ?
今度は、さっきと反対方向に移動したではないか!
これによって、実験の成果がわかった。
だれでも、首にかけたタオルは移動する。
大概の人は、一定方向に移動する。
その移動速度は、それぞれである。
まれに、両方向に気まぐれに移動する人もいる。
その人は統計に入れない方がいい。
統計の邪魔をする、変な人だからだ。
この現象を、私はこう名づけた。
《
首タオル鳩時計現象》
ポッポウと鳩が顔を出す鳩時計は、その動力は分銅だ。
時計の下に、二つの分銅が振り分けでぶら下がっている。
その片方だけが、重くなっており、そいつをガラガラと
巻き上げて手を離すと、時間が経つにつれ、分銅が下がってゆく。
そのサマが、本日指摘したタオルの移動にそっくりだ。
さ、アナタの出番だ。
アナタのタオルはどちら側に移動するでしょうか?
向かって左から右(石丸派)
右から左(反石丸派)
どっちにでも(滝田派)
それとも、全く動かない派
(この派は、それはそれで見てみたいナ)