
《にゅう》
以前から、この地名が気になってしかたがなかった。
この名前は、国土地理院発行の、山の地図に書いてある。
そこは、北八ヶ岳の山中にある。
そもそも、山の名前の語尾を思い浮かべてみよう。
<山> <岳> <峰> <頭> <連峰>
どれをとっても、漢字である。
そこが、山の頂である事を、知らしめている。
ところが・・・《にゅう》
コレって、何?
意味は、何?
日本語?
そこには、何があるというの?
行かなければ!
すぐに、向かった。
北八ヶ岳の峠、国道の最高標高地点、
麦草峠に降り立った。
ここから、2時間ほど登ると、にゅうが在ると書いてある。
登った。
あった。
岩峰が、さりげなくあった。
他の場所より、少しだけ高くなった岩の峰である。
他の山塊であれば、
<○○の頭>とか、<○○の耳>とか、<○○の鼻>とか、
呼ばれている先鋒にすぎない。
なぜ、これが、《にゅう》なんだろうか?
ある説によると、
「円筒形に稲藁を積み上げた形を《にゅう》とよぶ」
らしい。
円筒形・・?
確かに、この隣にある山は、稲子岳だけんど・・
な~んか無理があるなあ~
誰が名づけたのだろうか?
どなたか詳しい方はいらっしゃらないだろうか?
山で行きかう人たちは、ただ、普通に呼んでいる。
「すみませ~ん、にゅうへの道はコッチですかネ?」
おそらく、みんな語源すら分からずに呼んでいるのだ。
それが、証拠に、道案内の看板でさえ、この有様だっぺ。

《にゅう》

《ニュウ》

《にぅ》

《ニウ》

《に う》