
《青の洞門》
菊池寛の名作<恩讐の彼方に>のモデルとなった場所だ。
大分県の中津市の渓谷にある。
「ああ~知ってる、行った事ある」
そんな方も大勢いる。
「ああ~本読んだ、泣いた」
そんな方も大勢いる。
特に、大分県人で知らない人はいない。
洞門と云えば、子供でも、反射的に、
《あおのどうもん》と答える。
では、この質問に答えられるかな?
《青の洞門》の<青>って何?
他にも、赤の洞門とか、緑の洞門とかあるのだろうか?
疑問を感じたので、すぐに行ってみた。
洞門をくぐって歩いてみた。
別に、青いワケではない。
横を流れている清流が映って、青に見えるかと云えば、
そうでもない。
なんだろう・・青?
そのまま、洞門を抜け、
とある村に出た。
恩讐の彼方の小説に出てきた村だろうか?
バス停があった。
その表示を見て、50センチほど跳び上がってしまった。
《
青》
そうだったのか!
ここは、青という地名の場所だったのだ。
青村だったのだ!
当たり前と云えば、非常に当たり前の事であった。
青という村にある洞門なのだから、
青の洞門・・
こんな簡単な命名であるのに、
青の洞門自体が、固有名詞と化してしまい、
本来の意味を、推し量れなかった。
それにしても、地名が、《青》。
ただそれだけ・・
潔い!
なんか・・気に入ってしまったゾ。

バス停 青