
《ザ・マスターズ2014》
ウインドサーフィンのレースが、今年も開催された。
開催しているのは、私だ。
このレースの特徴は、年齢制限である。
40才以上でないと、参加できない。
言い換えれば、
ガキどもに出場権が無いレースとも言える。
もっと言い換えれば、
大人オンリーのレースだ。
スイもアマイも知り尽くした大人が、楽しむ為のレースである。
さらに言い換えれば、
《人生を楽しむ達人のレース》と言い換えよう。
全国各地から、84人の達人が集まった。
南は与論島、福岡・・遠くの地から、
この日のために、飛行機に乗り、高速道路でやってくる。
海外では、中国から飛来してくれた方もいた。
前夜まで仕事仕事で、睡眠不足でやってくる。
84人の平均年齢は53才だ。
息子連れは当たり前、
孫を股に挟んでやってくる達人もいる。
しかし、ウインドのレベルは総じて高い。
マスターズで優勝する人は、他のレースでも、優勝している。
冬季オリンピックの葛西のようなレジェンドが、
ゴロゴロしている。
我らがマスターズでは、40才はおこちゃまなのだ。
50才でやっと、認めてもらえる。
60才になって、グランドマスターズの称号をもらえる。
しかし、その先は長い。
70才の強豪が、てぐすね引いて待っているし、
最高齢の78才の翁は、いまだ、バリバリのアスリートである。
「すごい!」
すごいという形容詞が意味をなさない程の、高みにいる。
だから、私は60才として、今回、良い成績を収めてみた。
これまで、8位が最高だったのだが・・
《
5位/84人中》