「イシマルさん、ホホに出来た線、どうします?」
ドラマのメークさんが、心配してくれる。
『ホホになんだって?』
早朝のロケに向かうと、朝早く起きたにも拘わらず、
顔が、ぼやけている。
ぼやけているどころか、さっきまで眠っていた
枕の跡が、
顔に残っていたりする。
ホホに枕の跡が露骨に残っている。
ガ~~~ン
ふ~む・・20代では、こんな事はなかった。
30代でもなかった。
40代でもなかった。
50代で、こんな現象が起こる事に気付いた。
ある意味、ビックリした。
そして、60才。
「イシマルさん、どうします?」
「どうします?」と言われたものの、
返事に困る。
『あと何分ある?』
「取りあえず、ホットタオルで、消してみますネ」
『お願い』
しかして、私のホホは、暖めたり、氷で冷やされたり・・
顔面グシャグシャ体操をしてみたり・・
ところで、なぜ、枕でこんな線がついたのだろうか?
それは、私の眠り方にある。
ビーズ枕に、カバーをつけて使用している。
そのまま、じっとして眠っていればいいのだが、
ビーズ枕といえども、私の頭は熱を発している。
枕が温まるのは避けられない。
そこで冷たい部分を求めて、無意識のうちに、
枕をグルグル回転させているらしい。
回転させると、シワができる。
そのシワにホホが乗っかったようである。
で、シワは結局とれたかって?
はい、無事何事もなく撮影できました。
帰りに、新しい枕カバーを買いに行ったとさ。