
皿洗いは不思議である。
わが家では、食洗機を利用している。
滝田くんが、電気屋に勤めてくれていたおかげで、
アメリカ製の大きな食洗機を売ってくれた。
皿洗いとは、3つの行程がある。
<皿を洗う>
<食洗機に入れる>
<食洗機から出して、食器棚にしまう>
この3つを無事こなして初めて、
皿を洗ったと言う。
この中で、私は、最後の一つが、好きでない。
<食洗機から出して、食器棚にしまう>というくだりだ。
皿を洗剤で洗うのは、楽しい。
油汚れした皿を、スポンジでゴシゴシやる。
無心になれる。
泡ばかり見ている。
次に食洗機に入れる。
ここで、やや興味が薄くなる。
出来れば、泡ぶくのまま、流しに放置できれば嬉しい。
それでも、まあなんとか、食洗機のスイッチを入れられた。
さて、問題はここからだ。
ピ~ピ~ピ~
数十分後、食洗機が呼んでいる。
乾きましたヨと、手招きしている。
私は、立ち上がる気配はない。
出来ることなら、次の食事どきに、
あの食洗機から、直に食器を出して使えないものか?
なぜかはわからないが、
食洗機から食器棚に食器を移すのが、好きじゃない。
面倒とか、疲れるとかではなく、
言葉にすると、「好きじゃない」が的を射ている。
一応、滝田くんには聞いてみた。
「食器棚がそのまま、食洗機になったモノは売ってない?」
答えがすぐ返ってきた。
『ない』
「作ってみる気はない?」
『ない』
う~む、まさか、ばたやんに頼む訳にもいかないしなあ~
いまさら好きにもなれないしぃ・・
「ゴチャゴチャ言ってないで、早く棚にしまって」
『ほわ~~ぃ』