朝、起きたら山に登りたくなった。
以前から気になっていた山がある。
いや、岸壁と言った方がいい。
中央高速道路を東京から甲府方面に走行していると、
大月インターが近づく頃、右側前方に、
大きな岸壁が見えてくる。
岩の高さだけで、100m以上ありそうな絶壁だ。
クライマーの魂を揺さぶりそうな岩姿である。
ところが、この岩にとりついているクライマーを見たことがない。
なぜだろう?
私有地で立ち入り禁止?
霊場として、クライミング禁止?
あれだけの容姿の岩なのに、誰も登っていないとは考えられない。
よし、行ってみよう!
大月駅の観光案内所で、パンフをもらう。
山の名前は、≪岩殿山≫ 標高634m
ナヌッ、634m・・・ムサシ?
となれば、アレと同じ高さではないか!
≪スカイツリー≫
あっちは、地面からの高さ。
こっちは、標高。
はは~ん・・
この岸壁に、クライマーが挑まない理由が、判った。
一見、固い岩に見えた絶壁なのだが、
実は、
非常にもろい岩肌をしていた。
恐らく、遠い過去、○億年のその昔、
川の河口付近で溜まった石たちが泥と共に固まった。
そいつが、ヨイコラショと隆起し、
この岩場を形作ったのであろう。
岩に触ってみると、ボロボロ崩れ落ちる。
クライミングするには、命の保証がなさすぎる。
はは~ん、見せかけのムサシだな。
ところが、この山行き、以外な展開を見せるのであった!
気になる方は、明日のこの時間に・・・