
コレ、何だ?
一見、ドライヤーのように見える。
その洞察は、あながち間違いではない。
ヒントは、瓶関連のマシンである。
さて、その昔、栓抜きがいる瓶に、あるモノでフタがされていた。
「これは、まだ誰も開けていませんよ」
という意味を込めて、プラスチックのフタが被されていたのだ。
そのフタをビリビリと破って初めて、栓抜きが役に立つ。
栓の周りを消毒しているという意味もあったようだ。
では、そのプラスチックをどうやって、装着させていたのか?
じつに簡単である。
アルバイトの私でも、出来た。
瓶の上に、プラスチックのカバーをかけ、
その上から、熱湯を注ぐのである。
すると、熱に反応して、薄いプラスチックが、縮まる。
ぴっちりくっ付く。
熱湯をかけているので、衛生的にも安全という仕組みだ。
ここで、話を元に戻そう。
冒頭の写真だ。
あのマシンは、今、昔話をした熱湯の代わりに、
熱を瓶のフタのプラスチックに与える器械なのだ。
名称を、《シュリンクヒーター》と云う。
ワインのボトルのトップの封に使用される。
あるワイナリーでこのマシンを見つけた私は、興奮した。
勿論、日本製ではない。
ズシリと重い。
こんなモノを、造り使っている世界がある。
偉いものだと拍手しながら、こうも思う。
「日本人にこの装置を作らせたら、もっと軽く、
もっと効率の良いモノを拵えるだろうナ!」