
強風を子供が受けたら、どうするだろう?
アナタが子供の頃、どうしただろう?
ゴーゴーとうなる風が、吹き付ける。
大人は、風から逃げようとする。
風に背を向ける。
ところが・・・
子供は、風が吹いてくる方向を向く。
そして、着ている服の上着を広げる。
もっと風を受けようとするのだ。
風を、めいっぱい受けて、
風上に倒れようとする。
どこまで倒れられるか、身体を傾ける。
<風圧>と云う言葉は知らなくても、
空気の圧力を実感として知る事になる。
目に見えない空気が、我が身体を傾ける事実に驚く!
「うおぉ~倒れないぃ~!」
そして、子供は、新たな事実に気づく。
≪
風が強ければ、もっと倒れられる≫
さらに、気づく。
≪
大きな上着を着れば、もっと倒れられる≫
さらにさらに気づく。
≪
靴のグリップが良ければ、もっと倒れられる≫
この子供は、大きくなって、ウインドサーファーになった。
風で遊ぶ大人になった。
体感的に感じた風を、理論的に説明できる大人になった。
その大人の私が、言う。
≪
強い風の中、大きなセール(帆)で、
ボードの性能が良ければ、
速く走れるのではないか?≫
しかして、スピードチャレンジが始まった。

風速18m