
「スキーの魅力って何だと思いますか?」
スキーの師匠、大畠さんが質問している。
私が応える。
『スピード?』
「イエス」
スピードは快感であると共に、恐怖を人に与える。
恐怖を克服することが、ステップアップにつながると言っていい。
コレは、他のスポーツでも共通の命題だ。
ピッチャーが投げる剛速球を、打席で平然と見ていられるのは、
恐怖の克服以外の何物でもない。
F1のドライバーに至っては、その究極のプレーヤーだ。
我らがウインドサーファーも、スピードの虜になりやすい。
強風と荒波の中で、いかにスピードを出すか?
その答えを出す為に、日々海に出ている。
そして、そのスピードは、計測された実質の数値ではなく、
体感的なものが、我らの心をかきたてている。
「今日、すっごいスピード出た!」
これが正解なのである。
スキーもコレに当てはまるかもしれない。
「今日の直滑降、たぶん、60キロ超えてた!」
興奮した私に、大畠師匠が、応えてくれる。
『スキーは、軽く100キロ出せます』
「ひえ~~~」

まだ、ウインドサーフィンの方がスピードが出る私