
台湾ウインドサーフィンスピードチャレンジの、
J SPORTSによる放送が終わった。
よって、結果報告をしなければならんナ。
最終日に、最大風速24m、アベレージで20mの中、
幅43センチのボードに、19センチのフィン。
リバティセールセブンの5、3㎡。
走行距離1、2km。
《
時速、73、71km》
日本歴代2位
1位に、あと、1,9km足りなかった。
フィンのサイズを19センチと述べたが、
実は、そんな小さいサイズは持っていなかった。
フィンが小さければ小さいほど、スピードは出る。
しかし、その反作用として、乗り方はシビアになる。
ゆえに、20センチの長さまでのフィンしか持っていかなかった。
ところが・・
チャレンジ初日、あまりにも浅い岸近くを攻めた。
海底まで、20センチあるかないかの場所だ。
そこは、砂浜でありながら、サンゴの岩が無数に潜んでいる。
そんな場所を時速70キロで、かっ飛ぶ。
カリカリカリカリ、ガリッ!
サンゴの岩にフィンがヒットする。
岸に上がってから、フィンを確認したところ、
20センチだったモノが、19センチに削れていた。
岩にカットされたのである。
そして、このカットが、最終日の記録を生み出したのだから、
何が運を呼び込むか分からない。
たった1センチであるが、19/20である。
5%と考えれば、非常に大きなカットとなった。
「そんな浅い所を走って、大丈夫なんですか?」
質問される。
大丈夫じゃない。
マネはして欲しくない。
それが証拠に、今回多大なサポートをしてくれた、
滝田くんとツッシーは、決して岸近くに近寄らなかった。
そう、一度など、私のボードは大きな波に押されて、
一瞬、岸に乗り上げそうになったのだ。
「この波が引いたら、ここは砂洲の上じゃないか!」
やばい!
わずか、1秒ほどの間に、体が勝手に反応し、
元の水の上に、戻したのであった。
一瞬の怒級のヒヤリである。
で、ちゃんと
ケガもなく帰ってきたのかって?
それが・・・

元ワールドカッパー、アレックスのサポート艇