<途中>という地名があるらしい。
途中かぁ~?
これまでも、<村>だの、<浜>だの、<奥>だの、
究極の名前の地名にお目にかかってきた。
日本の地名の命名に驚かされたものだ。
しかし、この、<途中>。
う~ん、途中かぁ~
どうも、中途半端だなぁ~
たぶん誰もが思う。
どこかから、どこかへ向かう途中にあるのだろう。
だからと云って、この名前を付けるだろうか?
ところが、しかし、ばってん!
ふと重大な事に気づいたのだ。
<適当>という言葉は、本来、良い言葉だった。
<いい加減>も、しかりだ。
良い加減なのだから、いいに決まっている。
しかし、いつの間にか、不安定な要素を含む言葉に分類されている。
つまり、悪い言葉とされている。
本来は、良い言葉にもかかわらず・・・
さあ、ここで、前に戻って、
《途中》
なになにをしている途中・・
どこかへ向かう途中・・
手術の途中・・・
恋愛の途中・・
大発見の途中!
おお~、途中とは、夢に向かう途中ではないか!
青春の真っただ中ではないか!
そうなると、この地名の場所が知りたくなる。
どこだっけ?
写真を頼りに、必死で割り出す。
ふ~む、見つけた。
『滋賀県大津市伊香立途中町』(いかだちとちゅうちょう)
さらに見つけた。
『途中トンネル』
よし、行くぞ!
我こそ、途中の人だ!
奥