桜満開!
ソメイヨシノが、これでもか!と咲き誇っている。
愛でて愛でて愛でまくって、花見は終わる。
終わる筈である。
しかし、わが家の周りは、新たな花見に満ちている。
《八重桜》
ソメイヨシノと八重桜が、オーバーラップするのだ。
ソメイの散り際には、八重が、二分咲きを魅せてくれる。
そして八重の満開は凄まじい。
ソメイの数倍の花びらの量であるのだから、
その明るさの度合いが、道行く人を驚かせる。
頭上にある
レフ板である。
レフ板とは、ドラマで、光を反射させるハッポースチールの板だ。
八重の白さが、光を乱反射させる。
夜でも、暗い道がボ~と浮かび上がる。
やがて・・満開を過ぎ、春風が吹き荒れる。
八重は、大量の花びらを空に放つ。
小指の先ほどの小さな小片が、空を漂い、
花吹雪と呼ばれ、一瞬の美しい舞を魅せてくれる。
っと、そこまでは良かった。
問題は、このあとである。
ピンクの絨毯が出来る。
(え~と、ここまでも良い)
ホントの問題はここからだ。
絨毯の上に雨が降る。
グッチョリ
重い重い
花びらの煮しめの完成だ。
コレを掃除しようと、ほうきを持ちだしても、
あまりの重さに歯が立たない。
もはや、スコップの世界である。
ただし、コンクリの上に溜まった煮しめであるからして、
こそぎ取るのが、困難極まる。
雪国の雪かきに比べれば、なんのくそっと、
力を入れてみるのだが、スコップの歯のきしめ音ばかりが、
キーキー響く。
雪も、八重桜も、美しいものだが、
祭りのあとの、片付けさえなければなぁ~