「ラグビーってのは、ゴチャゴチャしててよく分かんねぇんだヨ」
と云う大勢が出場する競技に、奥手な方にお薦めなのが、コレだ。
《セブンズ》
2016年のオリンピック種目にもなった、
ラグビーから派生した競技である。
ルールは、ラグビーと殆ど同じだが、人数が違う。
ラグビーが15人でするのに対して、セブンズは、
7人。
フィールドもラグビーと同じグラウンドの広さ。
その広さを走り回って、タックルをして、ぶつかりあって、
ハアハアハア~
その体力は、とんでもない。
何せ、世界基準では、身長190センチクラスで、
体重80キロ以上。
100キロなんてのもいる。
そんな選手が、100m11秒台の瞬足で走るのである。
10秒台すらいる。
ぶつかり合う瞬間は、
パイソンが頭突きの格闘をしている姿とダブらせてしまう。
この
7人と云う競技は珍しい。
バスケットが5人。
バレーボールが6人。
野球が9人。
サッカー11人。
ホッケーも11人。
ラクロスが12人。
ラグビーが15人。
こう見てみると、7人、8人のところに隙間がある。
で、セブンズが7人となる。
では、他に、
7人が戦うスポーツはないのか?
「イシマルさん、プロレスのバトルロワイヤルで7人闘ってました」
え~と、プロレスファンは今は、黙っていて下さい。
ややこしくなるでナ。
実は、ある。
オリンピック種目にもなっている球技だ。
《
水球》
水上の格闘技とも呼ばれている激しいスポーツだ。
素人目には、水の中で、殴り合っているのかと錯覚してしまう。
そして、もう一つある。
《
ハンドボール》
この競技も、激しい事で有名だ。
やはり、格闘技との異名をとる。
ラグビー選手が、「あれだけは怖くてできない」と、
言ったとか言わなかったとか・・・
こう考えてみると、7人でする競技は、
いずれも、格闘技の要素を含んでいる。
なおかつ心肺能力、筋力、運動神経すべてを要求される。
どうやら、
丁度7人集まると、危ない事をしたがるらしい。
黒澤明監督の映画《七人の侍》も、文字通り7人だ。