《スズキ》という魚がいる。
シーバスとも呼ばれている。
体長は、1mを超えるまでに成長し、
釣り人的には、
ファイト出来るスポーツフィッシュ、
との格付けがなされている。
では、スズキの分類を考察してみよう。
非常に面白い!
《スズキ》
スズキ目、スズキ亜目、スズキ科。
とこうなる。
目(もく)というのは、相当大きな分類だ。
実は、スズキは多くの魚たちの大元締めなのだ!
どういう意味か?
では、他の魚たちの分類をみてみよう。
《サバ》
スズキ目、サバ科、サバ属。
《アジ》
スズキ目、アジ科、アジ亜目。
《キス》
スズキ目、スズキ亜目、キス科。
《ハゼ》
スズキ目、ハゼ亜目。
《イサキ》
スズキ目、イサキ科。
《ブリ》
スズキ目、アジ科。
《アラ》
スズキ目、アラ科。
どうだ?
思った以上に、スズキが太古の昔に幅を利かせている。
大元の大将が、スズキなのだと示している。
「へぇ~そんなの、少数派でしょ」
アナタは、のたまう。
では、コレを見ていただきたい。
《カツオ》
スズキ目、カツオ科。
我らの大好きなカツオですら、スズキの範疇だ。
スズキの子孫という言い方でいいだろう。
こ・こ・これでも、まだ納得して頂けないアナタ!
しょうがない・・
この親分に出番を願いましょう。
《タイ》
スズキ目、スズキ亜目、タイ科。
天下の鯛だ!
タイですら、スズキの系列の配下に下っているのだ!
スズキの子分である。
いや、子孫である。
見た目は、スズキと相いれない形状の鯛であるのに、
その昔、スズキの軍門の盃を、頂いていたのだ。
大昔、恐竜が闊歩していたあの頃、
この一族が、海を席巻していたのだ。
<スズキ様、スズキ亜様、スズキ家>
な~るほど・・
鈴木姓が多いのはそのセイか?