この春、わが家の周りの雑草を放っておいた。
毎年、何度も刈り取るのだが、興味があって、刈らずにおいた。
どうなるのだろう?
何が生えてくるのか、全く見当がつかない。
雑草とは、放っておくとどうなるのか?
山の中では、木々が生い茂っているので、
雑草はさほど激しく生い茂ることはない。
しかし、これまで、生え放題にした事のない、
街中の場所だとどうなる?
すると・・・
3月に、オオイヌノフグリや、踊り子草が咲いた。
4月に、タンポポの乱舞を観た。
次から次に、黄色の乱れ咲きに驚く。
いつの間に、種が飛んできていたのだろう?
4月の終わりから5月にかけて、草たちに花がつき始めた。
雑草も可憐な花を咲かすのだ。
赤、ピンク、黄色、白、だいだい色、薄紫・・
雑草だけの叢に、大量の色が華やいでいる。
花壇に植えた花たちに負けていない。
むしろ、そのアトランダムな魅力は、花壇を超えている。
さて、そろそろ刈らねば・・・
いくら綺麗だからと云って、ここは、山の中ではない。
隣のある住居地区だ。
雑草の種を撒き散らかすのは、迷惑この上ない。
「どうなるか?」の疑問は、解き明かされた。
さあ、刈ろう!
しかし、咲いている最中の可憐な花を刈り取るのは、
辛い。
ううぅぅ~~~
そういえば、オランダのチューリップ畑は、
花が全開になったその時に、花を全部刈り取るのだ。
そうすると、良質の球根が採取できる。
すべては、球根を育てる為に、花を咲かせたに過ぎない。
よし、オランダ方式でやろう!
バリバリバリバリ
ガソリン式の草刈機を作動させる。
「君らは、チューリップだぁ~」
来年また、咲いてくれぇ~
バリバリバリバリ
全部刈り取った。
し・しまった、写真撮るの忘れた!