
「ジャンケンで必ず勝てる」
こんな事を言い出したら、アナタはどう思うだろうか?
言い出しているのは私だが、アナタは私を信用するだろうか?
表題を正確に言おう。
「一回限りのジャンケンなら、必ず勝てる」
今日は、アナタに、この秘策を伝授いたそう。
『そんなバカな?』
信じない方は、パソコンの電源切って、ランチでも行って下さい。
実際、私はこれまで、100人以上とこの方法でジャンケンをし、
負けたのは、たった2回しかない。
どうです?
聞く耳が生まれましたか?
~~~ ~~~ ~~~
《ジャンケン必勝法》
まずは、環境つくりだ。
友人や同僚の中から、相手を選ぶ。
ただし、二人だけでは、ジャンケンをしない。
最低、もう一人観客をつくる。
話を分かりやすくする為、仮に相手の名前を<滝田君>としよう。
さて、ここからは、話術の時間だ。
「滝田君、俺とジャンケンしよう。俺、絶対勝つんだヨ。
だから、昼飯賭けようか、昼飯。
けっこう高いの賭けようゼ。
じゃ、いくヨ。せ~のぅ、あれっ滝田君、右利き?
そっか、じゃ、今回は、逆の左手でジャンケンしよう。
左手、左手。
いいね、じゃいくヨ。
昼飯、負けた方が驕るんだヨ、負けた方が。
ほい、いくヨ、イクヨ~~~ジャンケン、ポン!」
と同時に、アナタはグゥを出す。
すると、滝田君は、チョキを出しているのである。
なぜか・・・?
~~~ ~~~ ~~~
皆の前で、昼飯を驕るというプレッシャーを与える。
できるだけリアルに与えた方がいい。
その後、突然、
利き手の逆でのジャンケンを提案する。
滝田君は、違和感を覚える。
そこで、ほんの少しだけ考える時間を与える。
「昼飯、負けた方が・・・」
ほんの喋りの間ほどの時間だ。
そして、「いくヨ、いくヨ」とあおり、
間髪おかず、「ジャンケン、ポン!」
すると不思議なことに、人は・・
最も難しい形を指で作ろうとするのだ。
つまり、チョキの形!
プレッシャーがあればあるほど、困難に立ち向かおうとする。
その結果、指が難しい動作に導かれる。
アナタはグゥ、滝田君はチョキ。
勝った!
別に、滝田君が単純な人間だ、と紹介している訳ではない。
誰でも、こうなる。
ところが、稀に、同じくグゥを出す輩がいる。
その場合は、このセリフ。
「おっ、アイコだネ。よしよし、ほんじゃ昼飯アイコだ、
ほい、ジャンケン、ポン!」
アナタは、チョキを出す。
相手は、なぜかパーを出している。
この説明は、非常に長くなるので、今日は割愛させてもらう。
さ、覚えましたか?
早速、試してみよう。
よくセリフを練習しておく。
そして、
このジャンケンは、一回しかできない。
勝った場合、賭けは無かった事にしよう。
なぜ勝てたのかは、
今見ているこのコーナーを教えて見て貰えばいい。
えっ、今まで2回負けたのは、なぜかって?
一回目は、相手が、賭けごとは嫌だと、ごねながら、
ジャンケンしたからで、
二回目は、食うに困っていない友人だったから。