サスケと云えば、筋肉のターザンごっこと呼ばれるかもしれない。
私の元祖サスケは、その昔・・・
アニメであった《サスケ》
50年ほど前に、テレビで放送されており、
もちろん、漫画でもあった《サスケ》
忍法の話である。
その中で、私のお気に入りの忍術がある。
<四つ身の術>
敵に対して、物凄くすばやく動き姿を現すと、
サスケが4人に見えるという術だ
おっと、その前に、注釈だ。
サスケとは、人の名前である。
忍者の名前と云っていい。
ただし、忍者であるからして、名前すら非公開なのだ。
サスケは通り名に過ぎない。
となると、けんじろう君が、その四つ身の術を使わないハズがない。
野山に皆で、遊びにゆくと、
非常にすばしっこく、皆の周りを動き回った。
回った挙句、皆に、訊いてみた。
「4人に見えた?」
とりあってくれない友人らを、ほおっておき、
さらに、<八つ身の術>にしのぎを削った。
漫画では確か、<十六の身の術>まで、登場していた。
けんじろう君が、身を削ったのは、他にもある。
《木遁の術》 もくとんのじゅつ
一言で云えば、木に化ける術だ。
一瞬で、木に化け、敵に見つからなくする。
この術は、相当の単位で身につけたと言っていい。
木にへばりついているけんじろう君に気づかず、
通り過ぎる友達たちの馬鹿さ加減ときたら・・・ハハ~
次に、狙ったのが、
《水遁の術》 すいとんのじゅつ
水の中に潜り、藁の茎(ストロー)で息をしなかがら、
静かにしているのである。
あまりにも上手くいき過ぎて、誰にも気づかれず、
一緒に遊んでいる意味がなくなった。
そして、最も、得意だったのが、コレだ!
《人遁の術》 じんとんのじゅつ
人の中に混ざり、誰にも気づかれない術だ。
そ~っと、人込みに紛れ、そ~っとしている。
そこにいた事すら、忘れ去られる。
あまりにも上手で、
「お前、いたの?」
今にして思えば、こんな術、得意になるべきでなかった。
だって、
目に入らないって事でしょ。
気づかれないって事でしょ。
ダメじゃん、役者として!